去年に続いてITサービスマネージャを受験してきましたので、例によって色々メモです。
今回の対策本など
まず 前回の受験時 に使った本をさらっと読んで、知識面の復習をして。
今回は午後IIに集中したかったので、この本を購入。
ITサービスマネージャ合格論文の書き方・事例集 第3版 (情報処理技術者試験対策書)
- 作者: 粕淵卓,庄司智浩,鈴木久,長嶋仁,森脇慎一郎,岡山昌二
- 出版社/メーカー: アイテック
- 発売日: 2012/07/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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サンプル論文は「読者が材料として使えるように色々と情報を盛り込む」というスタンス。こういう方針がはっきりしているのはいい。
この試験は何度も受けているので過去問で練習しててもどうも見覚えがあって、初見の問題でどの程度書けるようになっているか判断できなくなってきたので、オリジナル問題が載っている本も買ってみた。
ITサービスマネージャ分野別予想問題集 (情報処理技術者試験対策書)
- 作者: アイテック教育研究開発部
- 出版社/メーカー: アイテック
- 発売日: 2013/08/16
- メディア: 単行本
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あとは、ネットで対策を調べてたら 【ワカヤマン】ITサービスマネージャ Part4 なんてスレがあって。>>389 で紹介されてた以下の二冊を試験前日に書ってさらっと読んだり。
- 作者: 大和田尚孝,日経コンピュータ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/01/22
- メディア: 単行本
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情報処理教科書 高度試験午後II論述 春期・秋期 (EXAMPRESS)
- 作者: ITのプロ46,三好康之,秋田智紀,佐久間賢次,藤田章康
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2013/07/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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午後II の問題を読み込むことを重視してる。あとなぜか乃木坂46。
その他、
この資料も読んでみたり。「教訓例:待機系システムへの切替えが失敗する原因一覧」とか、イメージしやすくてすごくいいと思うので、こんな図がもっと増えるといいな。
勉強っぷり
試験前の 1 ヶ月を勉強期間に設定して。平日は体調悪かったりで勉強できない日も多かったけど、休日はちゃんと図書館に籠って勉強してた。
午後II は H19(2007)〜H25(2013)の 7 年分でひととおりで骨子を考えたり、設問アの前半を書く練習をしたり。実際に二時間かけて論文を書いたのは前日に一回のみ。
午前IIの対策は、通勤中に
このサイトで過去問を 2 年分解いたくらい。このサイトは高度試験の解説がちゃんと載ってるので助かる。(たまに誤字や解説の間違いもあるけど・・・)
午後Iの対策は、2013 ITサービスマネージャ「専門知識+午後問題」の重点対策 (情報処理技術者試験対策書) に載っていた設問パターンを読んだのと、前回受験時の注意点
午後Iで間違えるパターンは、汎用的な対策を問われている場面で個別の対策を答えてしまっているのが多かった。マネージャとしてプロセスを改善するつもりで答えることを意識すればいいみたい。
を思い出しておいた程度。
試験
午前II
厳しめ自己採点で 79%、実際に採点すると 88% で間題なし。やっぱり過去問やってれば大半は解ける感じ。
午後I
去年もそうだったけど、慎重に解いてたら時間が足りなくなってしまった。問題数が少ないから、一問答えられなかったのは結構痛い。
午後Iの勉強をしておけば解答の勘所がわかって多少マシだったかもしれないけど、やったからと言って大幅に得点が変わったりはしない気もする。もし今回通過ラインだったら、次回もこれくらいの対策でよさげ。
午後II
テーマは移行と障害なので、例年に比べると 2 問とも多少は書きやすいテーマ。
とりあえず問2「ITサービスの障害による業務への影響拡大の再発防止について」を選んだ・・・ところまでは良かったんだけど。骨子を考えるのに 30 分使ってしまった上、「論述の対象とするITサービスの概要」も練習していたのとはフォーマットが違ってちょって手こずったり。チーム名をどう表現するのがわかりやすいか、なんて考えてなかったよ・・・。
なんとか時間内に最低限の文字数は書いたけど、文のまとまりは悪いし、「したした論文」だし、マネージャーの視点がどうとか考える余裕がなかったし、システムの複雑化っていう状況も盛り込めてない・・・のでダメそう。文字数を数える余裕もなかったけど、ア: 700 字、イ: 900 字、ウ: 600 字 くらい。(ウは最終行を「以上」で水増しした)
反省&感想
今回は論文を中心に対策してきたつもりだけど、あいかわらずいい論文が書けない。
個人的には「情報処理試験は、対象者像に合致している人にはちゃんと解ける問題が出る」という印象があって。ここ数年は運用に近い経験を積んでいるので、できれば想像で作った事例ではなく、実務経験をベースに論文を組み立てたいという思いがあったのだけど、今の運用はマネジメントがそれほどきっちりしていない(見えてない部分で何かやってるかもしれないけど)ので、「あらかじめ備えておいたけど問題があった」みたいな手ごろなレベルの経験がなかなか書けない。
そんなわけで、次回は 情報処理教科書 高度試験午後II論述 春期・秋期 (EXAMPRESS) に書いてたみたいに、実務ベースで組み立てるんじゃなくて、想像で事例を作っていこうかな、と考えているところ。
学習のスタンスもこの本に従って午後IIの問題から入ってみようかなと。前回は「午後Iがネタの宝庫だ」みたいな意見に従って午後Iを解いていたけれど、どうもピンとこなくて。ところが今回午後IIをある程度解いてから午後Iの問題を解いてみると、確かにこれはネタになるなと思えたので。午後IIをひととおり解く→午後Iを解きながら午後IIの準備をブラッシュアップ、のイメージで。
もう一つ、たまに試験のことを思い出すように 2ch のスレもヲチしよう。
(2014-12-20 追記)成績照会
午前I得点 ***.**点 午前II得点 88.00点 午後I得点 64点 午後II評価ランク B
テーマが書きやすかったおかげで前回の C よりはマシでした、と。