なんだか受験報告ブログになりつつありますが、それは置いといて。
今回は 3 年ぶり 5 度目のITサービスマネージャの受験でしたので、色々とメモ。
下調べ
最近はさすがに慣れてきて、まず公式情報も見るようになってきた。
前にこの試験を受けたのは 2010 年で、この時に買った対策書はあるけど、
みたいに 2012/05 にシラバスが変わってるし、
2013/04 に JIS Q 20000 の用語が使われるように変わってるので新しいのを書ったほうがよさげ、と。
今回の対策本
ということでその後の発行された本を探したけど、私が探したタイミングでは出ていなかったので、前回わりとよかった気がする
2013 ITサービスマネージャ「専門知識+午後問題」の重点対策 (情報処理技術者試験対策書)
- 作者: 平田賀一,粕淵卓
- 出版社/メーカー: アイテック
- 発売日: 2013/05/30
- メディア: 単行本
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この本を購入。好感触な点は 前回の受験時 に書いたとおり変わってなくて。前回不足していた ITILv3 や JIS Q 20000 の説明もちゃんと入ってた。
今回気付いたけど、この本は午後 I の過去問が 3 年分載っているものの、直近の 3 年分ではなくその前の 3 年分になっている。(直近の 3 年間は各 1 問ずつ重点解説に入っている。)どうも 徹底解説ITサービスマネージャ本試験問題〈2013〉 (情報処理技術者試験対策書) と問題が被らないようにそうしてるみたいなので、新しめの過去問を解きたいならこれもまとめて買ったほうがいいし、一冊で完結させたいなら別の本のほうがいいのかも。
あと、問題の解説でたまに「?」となることがあった。例えば、平成20年春午後I問4 は試験センターの解答例が間違ってる(理由の説明が足りない)と思うんだけど、その誤った解答に沿って解説してるので筋が通ってない。別の本を立ち読みすると、
- 情報処理教科書 ITサービスマネージャ 2013年版 はやや補足してるけどまだ説明不足
- ITサービスマネージャ 合格トレーニング 2013年度 (情報処理技術者試験対策)(だったと思う)はちゃんと「これじゃ足りない」「こう書くべき」と説明されてる
という感じだった。次回対策書を選ぶときに参考にしよう。
あと、今年はこの機会に ITIL の勉強をしておきたかったので、試験対策書以外にも二冊購入。
要点解説 ITサービスマネジメント [ITIL V3][JIS Q20000]対応
- 作者: 黒崎寛之
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/11/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 11回
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こちらの本で ITILv3 と JIS Q 20000 をひととおり。さすがに一冊まるまるこのテーマを扱っているだけあって、サービスマネジメント上どういうプロセスが必要かはよくわかった。
プロジェクトの運用について、理想像が一つ固ったのもよかったかな。仕事でも役に立ちそう。
- 作者: 久納信之
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 4回
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ITサービスマネジメントを導入するときの疑問に一問一答形式で答えている本。上の本を読んでると企業間でサービス提供しているイメージが強かったけど、この本でいう「IT組織」は社内の組織のイメージが強かった。まあ多少は論文書くときに役に立つのかも、くらい。
勉強っぷり
今は客先に常駐していて、社員さんより早く帰らないといけないので、わりと早めに帰れてはいる。まあ帰ってからも結構仕事をしているんだけど、試験前の 1 ヶ月程は帰ってからの時問を勉強にあてたので、めずらしく勉強時間がとれた。
本はひととおり読んで。問題を解いたのは、午後Iが11問、午後IIは過去問から 1問(実際に原稿用紙に書いた)+ 11 問(骨子考えた)。あと午前Iは試験会場に向かう途中で 2009 年くらいに買った対策本を読んでいた程度。
午後Iで間違えるパターンは、汎用的な対策を問われている場面で個別の対策を答えてしまっているのが多かった。マネージャとしてプロセスを改善するつもりで答えることを意識すればいいみたい。
午後IIはテーマによって「これはいけるんじゃない?」って骨子が書けるものから「このテーマが出たら諦めよう」ってものまで様々。ここは運次第かなぁ。
あと、これまで担当したプロジェクトをサービスの視点で整理してみたり、午後IIを解くときも 3 問中 1 問を選ぶところから時間を計りながらやってみたり、わりと色々なことが試せた。
試験
受験会場は明治学院高等学校@高輪台。
高校の教室は生活感があって面白いなー。
午前II
厳しめ自己採点で 73%、実際に採点すると 93%。まあ過去問やってれば大丈夫と。
午後I
慎重に解答を考えてたら時間がギリギリになった。本番だと解答用紙に清書する時間が必要だし、ちょっと急ぐくらいのほうがいいかも。
まあ 6 割以上は解けてると思う。
午後II
2 問中 1 問選択なんだけど、2 問とも苦手テーマ・・・。
とりあえず「サービスレベルが未達となる兆候への対応について」を選んで、骨子をなんとか考えて「論述の対象とするITサービスの概要」を書いたところで残り 80 分。ア: 725 字、イ: 875 字、ウ: 825 字 と最低の文字数は書けたけど、出来はイマイチ。関連部門との連携とか、期待されてる設問と別のところに書いてしまった気が。あと、試験中にウの規定文字数が 800 文字だと勘違いして、ウの内容を薄っぺらく伸ばしてしまったので流れが変になっていた気がする。
反省&感想
- 今回は勉強時間がとれたので、色々試せて満足
- 次回午後IIの対策をするときは、苦手なテーマを重点的に攻めよう
(2013-12-20 追記)成績照会
午前I得点 ***.**点 午前II得点 88.00点 午後I得点 78点 午後II評価ランク C
やっぱ午後IIが課題と。