eelll/JS を GitHub に上げました
ブラウザで動作する漢直(漢字直接入力)の練習プログラムに eelll/JS というものがあったのですが、残念ながら 公開サイト(※リンク切れ)が消えてしまっていました。
今回作者の ゆせ さんに過去バージョン+未公開のバージョンを提供していただきましたので、GitHub に上げました。
UTF-8 に変換して gh-pages ブランチも作っているので、GitHub Pages でも動くようになっています。
以下、経緯やリポジトリの説明です。
経緯
実は 2 年ほど前から漢直(Try-Code が基本で、記号類は TT-Code)を使っています。
私が漢直を練習していた当時(2013/06〜2013/09)は「漢直を体験してみたいなら 漢直/JS を使うといいよ」「漢直を練習するなら eelll/JS を使うといいよ」と言えるような状況だったのですが、2014/04 に 漢直/JS と eelll/JS のサイトが消えてしまい、漢直に興味を持った人にも紹介しづらい状況でした。
私自身は eelll/JS のソースコード(0.2.3)を手元に持っていたので、そんなことはすっかり忘れていたのですが・・・最近になって、
こんなつぶやきを見かけまして。
0.2.3 のソースコードは持っているのですぐに GitHub に上げることはできたんですが、せっかく Git 管理にするなら過去バージョンもちゃんと履歴を残したほうがいいですし、作者の方が再公開してくれるのが一番スムーズな流れだと思ったので作者の ゆせ さんに連絡してみました。
少なくともすぐに再公開される予定はないとのことでしたが、快く過去バージョンと未公開のバージョンを提供してくださったので、軽く整理して GitHub にひとまず上げました。
未公開のバージョンについて
公開されていた最終バージョンは 0.2.x でしたが、その後 0.3 以降のバージョン(0.3.1 相当)までバージョンが上がっていたそうで、
- L-code 実際に練習できる環境が欲しくて機能拡充させていったバージョン
- バグフィックスなども入れている
とのことでした。L-code というのは何かというと・・・
また履歴の中で『L-code』や『F131215』などと書いているのは、
ゆせ が個人的に試作した“ローマ字漢直”の入力方式の名前で、
『YALLLTXT』や『LLLLLTXT』はその練習テキストです。
とのことです。こちらについても簡単に (と言いつつかなりしっかりと)説明していただきましたので、その内容も HTML にして上げてあります。
リポジトリの説明
Committer は私ですが、Author は ゆせ さん、AuthorDate は .zip または .tar.gz の公開日時(未公開バージョンはファイルの最終更新日時)としています。コマンドでいうと以下のような感じです。
git commit -m "eelll/JS 0.1" --date="2005-06-24T20:43:00" --author="xxxx"
公開バージョンについてはタグを設定しています。(0.1、0.2、0.2.2、0.2.3)
オリジナルのコンテンツについては org-master、org-0.1、org-0.2... のように、先頭に org- を付加しています。公開されていたままの(EUC-JP の)コンテンツが取得したい場合はこちらのブランチ/タグから取得してください。
「org-」が付加されていないブランチ/タグについては、ファイルが元々 UTF-8 で作成されていた(コンテンツ中の charset も UTF-8 指定だった)かのように履歴を作ってあります。GitHub Pages で文字化けしないようにするのが目的ですが、GitHub 上で diff 等も見やすいと思うので、今後メンテナンス対象とするのはこちらのブランチ/タグだけの予定です。
今後の予定?
最低限の整理だけ行っている状態ですので、
- 外部サイトのリンク切れ修正
- Try-Code の定義を最新版に更新
- README.md を何かしら書く?
くらいは行おうかと思ってます。もしかしたら自分用に加えた eelll/JS への変更(ミスしたら次の行に進めない)もオプションとしてコミットするかもしれません。
また、過去ぶんのコミットをもっと細かく分割するかもしれません。その場合は git push --force でブランチやタグの位置を強制的に変えるような行儀のよくないことをするかもしれませんが、ご了承ください。