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静音版 Realforce 91UBK-S(NG01BS)購入

ということで 8/6(金)くらいに発売になっていた静音キーボードですが、8/9(月)に購入して 10 日くらい使ってみましたので、その感想等です。

前置きが 8 割くらい占めてるので、使用感が気になる方は最後のところだけどうぞ。

欲しいキーボードの条件とか

一時期タイピングにハマっていた時期がありまして。その頃から打ちやすくて疲れないキーボードとして Realforce は憧れのキーボードだったわけですが。

自分にとってベストなキーボードの条件は、以下のような感じで。条件にだいたい当てはまるのは荷重が ALL 45g の Realforce108UH くらいなので、使ってるキーボードが壊れたらこれ買おうかな、くらいに考えてました。

1. JIS 配列で Windows キーあり

Windows メインなので Windows キーが必須なのはいいとして。

ちょっと変わったところとして、「無変換」「変換」キーも欲しかったりします。理由は、以前 書いたのを引用するとこんな感じ。

「無変換」や「変換」キーとして使うんじゃなくて、ショートカットの幅を広げるのにちょうどいいキーなので。こいつら。
例えば KeyExtension はやっぱり変換キーで使いたいし、Charu3 ではデフォルトで Ctrl+無変換 がストックモードに設定されているし、Japanist親指シフトのエミュレートをやるのであれば、やっぱりこれらのキーが必須。

ついでに、タイプウェルでオールラウンダー目指すならカナ入力できるキーボードでないと。

vim とか使うなら、ホームポジションから遠くない範囲で入力できる UK 配列のほうが便利だとは思いますけど・・・私の使い方では総合的に JIS 配列のほうが便利なわけです。

2. フルキー(テンキーあり)

カーソル移動がメインになる作業のときは、右手をカーソルキー周辺に移動させると思いますけど、ここで気軽にテンキーが押せないのは辛い(カーソル移動しながら小指で 0 とか入力したい)のです。

あと、テンキーがないと使えない機能(マウスキー等)や、ごく一部にテンキーじゃないと機能しないショートカットキーもあったりします。抜き出しておくと・・・

エクスプローラーのツリー コントロール

  • テンキーの *:選択したフォルダーに含まれているすべてのフォルダーを展開する
  • テンキーの +:選択したフォルダーを展開する
  • テンキーの -:選択したフォルダーを折りたたむ

あれ。リストビューの自動幅調整(Ctrl + テンキーの +)が載ってないですね・・・。まあこの辺りは滅多に使わないんですけど。

あと個人的には、RollerMouse がどうせフルキーボードの幅をとっちゃうから、テンキーないことのメリットがほぼ皆無だったり。

3. 荷重固定

子供の頃ピアノを一応習っていて、薬指や小指を甘やかす神経がよくわからないので。他の指と同じように鍛えればいい話でしょ?と。

4. USB でなく PS/2

せっかく n キーロールオーバーな機構を持っているのに、USB だと 6 キーロールオーバーらしく、なんだか勿体無いなぁと。
以前は USB キーボードが BIOS で認識されないようなこともありましたけど、最近だと PS/2 の端子がついていない PC やサーバも増えてますし、今後 PS/2 モデルは出ないようなので、ここは諦めてたり。

その他

キートップの印字方式とか気にする人もいるみたいだけど、そこについてはあまりこだわりなし。どうせ見ないし、無刻印があるならそっちのほうがマニアックでいいかなぁ、程度。

今回欲しくなった理由

入社してしばらくは昼休みにタイピングの練習をしていたんですけど、お昼寝している人の邪魔になるので、いつしかその習慣がなくなってしまって。静音キーボードが欲しいのは、そういう条件でも気兼ねなくタイピングの練習をするためです。

静音化自体は自分で改造している人がいたり、韓国から逆輸入の静音キーボードが一時期出たりして、少し前から興味があったんですが、今 91UBK-S(NG01BS)を買うべきだと思った理由は、

  • 今のプロジェクトルームはほとんどがノート PC ユーザで、ふつうのキーボードを使ってると結構音が目立つ
  • 平行してやってる案件では社内 IRC での会話が多くて、今は特にカタカタやってる時間が長い
  • 今となりの席の人が Realforce ユーザなので、打鍵音等が比較しやすい

といったところです。

買いたくない理由

ということで、買いたい理由ははっきりしてたんですが、買いたくない理由もあって。

  • 上に書いた、自分の理想的なキーボードとは違う
    • 満たしている条件は「1. JIS 配列で Windows キーあり」だけ
  • タイピングが遅い理由は指の回転以外のところも大きい
    • たぶん脳の回路がまだできてないので、ふつうのキーボードでもこの辺は十分鍛えられるはず
  • 打鍵数を減らす努力もまだ足りない
    • 月-262 とか練習してたはずなのに、PC 再インストールしたときにそのまま忘れてた・・・。

もっとタイピングの修行をしてから買うべきかとも思いつつ・・・まあ結局買ってしまったわけです。
クレバリー2号店にて ¥23,800 にて購入、と。

置いてみた


やっぱり RollerMouse がフルキーボードぶんのスペースをとってしまっているので、右側に余計なスペースが空いてしまっています。ちょっと勿体ないです。

まあ、キーボード主体の入力をする上ではかなり理想に近い環境になってきました。

感想

ずらずらっと書きます。

キー配置
  • Windows キーが無いことに、買ってから気づいた。
    • Win+L とか Win+Pause とか、片手でやってた操作が一部両手でやる必要が出てきてちょっと不便。
  • テンキーないのがやっぱり感覚違う。カーソル移動しているときに小指に何も触れていないのがちょっと悲しい。
  • カナの刻印はないので、このキーボードでカナ入力を覚えたいひとは気をつけましょう。
キーの重さ
  • キーの重さが全然違う(かなり軽い)ので、慣れるまで時間がかかりそう。
    • 今までは無意識のうちに、キーの反発を考慮したタイミングで打鍵してたみたい。
    • 力の抜き具合がまだわかってないので、ミスタイプもちょっと多め。
  • 今まで PDF の流し読みするときに「→」のキーを連続で押すことになって指が疲れたりしてたけど、そこの負担も軽減できていいかも。
  • どうでもいいけど、キーが軽いから「くぁwせdrftgyふじこ」とか入力しやすい。
  • キーが軽いので、RollerMouse のローラー部クリックが相対的に重く感じられるようになってきた。一番軽いのにしてるんだけどなぁ・・・。
静穏性
  • タイプウェル国語R やったけど、横に寝てる人がいてもあまり気にならないんじゃないかな?レベル。
    • Realforce は元々打鍵音が静かなほうだけど、さらに一回り静か。
    • スペースキー等が特に静かになっているので、国語R(単語ごとにスペース押下する)だとずいぶん差がある。
  • 個体差がありそうだけど、左 Shift は戻りがちょっと音が気になる。(キーを離したときにカシャッと音がする)
その他
  • キーボード自体が予想外に重い。そういえば高価なキーボードはわざと重く作られてるんだっけ・・・。
  • タイピングの記録がいきなり伸びたりするわけではない。当たり前だけど、指の回転のほうが重要ということで。

正直なところ入力の快適性がそれほど変わったわけではないんですけど、昼休みとか周りを気にせずにタイピング練習できたり、IRC なんかでしゃべっても周りに迷惑にならないという気分の違いが大きいです。

うん、大切に使おう。